いよいよ年末が近づき、「そろそろ大掃除だな…」という声が聞こえる頃です。一年のあいだに溜まった汚れや、普段なかなか手を入れられない設備の清掃を、この機会にしっかりリセットしておくと、新年のスタートがとても楽になるのではないでしょうか?
でも毎年やらなきゃ、やりたいと思っていても、なぜか予定通りに出来なかった、、という方も多いかと思います。そんな方のために、いくつかポイントをご紹介します。
やることリストを作る
まずは、ざっくりで良いので “やることリスト”を作ってください。
分解洗浄が必要な設備、高いところ、排気設備など、普段できない場所をあらかじめピックアップしておくだけで、当日の動きがスムーズになります。誰が度の場所を実施し、どのくらい時間がかかるのか検討し、計画を立てると良いでしょう。
汚れにあった洗浄剤の選定
次に、汚れに合わせて洗浄剤を選ぶことも大事です。
油汚れにはアルカリ、スケールなど汚れには酸性などの基本を押さえつつ、広い場所には泡洗浄を使うと効率が良く、ムラなく仕上がるのでおすすめです。
先ほど作成したリストごとに適切な洗剤と道具を検討し、準備しましょう。
排気設備や油汚れの強いところには、ニイタカ社のニューケミクール、ケミフォームがおすすめです。
ニューケミクールは10倍から30倍に、汚れに合わせて濃度を調整して使用します。泡洗浄機などを使うとより広範囲にできますので、効率的です。軽い汚れから頑固な汚れまで、簡単、スピーディーに落とせるプロ仕様の洗剤です。
ケミフォームは、専用スプレーを使用して、焼け焦げなどの頑固な汚れに吹きつけます。少し置くだけで、汚れが流れ出してきます。あとは軽く擦ればスッキリです。
アレルゲンコンタミ対策、二次汚染対策
また、工場や店舗ならではのポイントとして、アレルゲンの混入や二次汚染を防ぐ工夫 が欠かせません。清掃道具の使い分けや、部品の混在防止、原料の隔離など、ちょっとした配慮が安全につながります。
清掃が原因で原料や機械を汚染させてしまった、、ということにならないように、リストの作成時には機械や原料のカバー、移動等の二次汚染防止も併せて検討しましょう。
記録を残す
そして最後に、忘れてしまいがちな “記録”。
作業した人が書く清掃記録とだけではなく、責任者が仕上がりを確認するチェック記録が揃うことで、衛生管理の精度がぐっと上がります。
清掃・洗浄で困ったら?
今年の汚れは、今年のうちに。 無理なく、できるところからスッキリと整えて、気持ちよく新年を迎えられてはいかがでしょうか。
しかしながら、清掃や洗浄は「ただキレイにする作業」ではなく、事故防止、生産性向上、クレーム削減の取り組みと同じように「PDCAサイクル」そのものです。
- 清掃が担当者まかせになってしまう
- 道具や洗浄剤の選び方が分からない
- SSOPが現場で形骸化している
- SSOPが現場で形骸化している
- 人によって作業の質がバラつく
といった状況になってしまっている工場・店舗も多いのが実情と考えます。
もし「うちのやり方、改善したほうがいいのかな?」と感じられたら、ぜひ一度ご相談ください。当社では、現場の状況に合わせた“清掃・洗浄の仕組みづくり”の構築サポート、教育、道具・洗浄剤の選定支援 を行っています。
お問い合わせはこちらまたは右上のメニューからお願いします。


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